地域事業の促進メンバー募集について

1.本メンバー募集の主旨について

 弊社は数年本事業化に関わっており、この度波佐見町役場に6ヶ月~3年間出向して事業を完遂することになりました。この期間において外部でコンサルティングをする部隊の関わりを徐々に減らしながら、出向者が現場において本事業を作り上げていくことになります。

2.背景(積年のリサイクル問題と創造的解決の方向性として)

 波佐見町では20年来廃棄石膏型のリサイクルの問題を抱えて参りました。そのため、ここ数年リサイクルの問題を解決すべく協議会と調査研究を重ね、地域内で豊かな循環モデルを構築することによって創造的に解決していくことを目指すことになりました。

3.目的(取組みのメリット)

(1)波佐見町にとって豊かな地域内循環モデル構築により下記①~③が達成できること

①リサイクル問題が解決されること

②リサイクル費用の将来的な高騰を軽減されること

③循環モデルを通じた事業(農作物ブランド、お土産づくり、観光資産など)で波佐見焼のイメージアップ等に繋がり持続可能な町になっていくこと

(2)ご本人(促進メンバー)にとっては下記①~④のスキルが身に付き、事業づくりや起業家としてのチャンスがあること

①これまで培った営業、商品開発、広報、プロモーション、問題解決などのノウハウが活用できる

②ノウハウの活用に留まらず、プロの経営コンサルやまちづくりのメンバーと触れ合い、新たな試みをtry&errorすることにより、事業づくりのノウハウが身につくこと

③さらには地域の人々、外部の人々を巻き込み地域一体型かつ現場でまちづくりをするスキルを身に付けることができること

④6ヶ月~3年の間に構築した事業をベースにそのまま地域で起業することができること

(3)弊社においては下記①~③のメリットがあること

①途中まで進めた独自性の高い事業を完遂支援できること

②まちづくりの内部と外部の知見を組み合わせて新たな事業展開が描けること

③さらには波佐見町をプロトタイプとして地域に合わせた展開が見込めること

4.募集要項

(1)仕事内容

・サスティナブルな商材、事業に対する営業、マーケティング、広報活動等の新規事業の推進を担当していただきます(下記4.にて詳細説明予定)。

(2)応募資格

・上記いずれかの社会人経験が3年以上の経験者が望ましい

・大学卒業以上

【必須条件】

・サスティナブルに対して熱意を持っている方

・本気で仕事をすることをベースに本質的に物事を考え、本物志向がある方

【歓迎要件】

・日本語に加えて英語が話せれば優遇

(3)弊社業務の魅力

・3年~5年で弊社の経営資源を活用して独立することもできます。

・経営コンサルタントのプロの視点で営業戦略、人事組織戦略、広報戦略等を磨き上げることができます。

・サスティナブルな商材、事業に関わることでまちづくりにも関わることができ、かつ仕事に対する誇りを醸成できます。

・人を大切にする会社であることから、一生付き合う仲間を増やすことができます。

・弊社メンバー内と一緒に世の中を変えたい方は、ぜひご一緒にお仕事をしましょう。

(4)勤務場所

・6ヶ月~3年間:長崎県波佐見町役場に出向頂きます。

・4年目以降:状況に応じて柔軟に考えます(自宅、弊社東京オフィス(コ・ワーキングスペース)、弊社九州オフィス(設立予定)など)。

(5)勤務時間

・基本的に波佐見町役場の就業規則に沿う形になります。

・実働時間 8時間00分/日

・週平均実働時間 40時間00分

・月間総労働時間 160時間

・基本的には客先へ直行・直帰

・作業が長引く場合は、残業手当が支給されます。

・平均残業時間:10時間以内(別途支給)

(6)給与

・月給 25 〜 45万円

・賞与あり 年2回

(7)試用期間

・3 ヶ月

・日給 15,000 円 〜

・状況に応じて試用期間中でも通常の月給を提供いたします。

(8)休日・休暇

・完全週休2日制

・年末年始休暇

・有給休暇

・慶弔休暇

・年間休日120日以上

・GW休暇

・夏期休暇

・お盆休暇

・育児短時間措置

・土日祝休み

・休日:月8日 年間125日

(9)福利厚生

・社会保険制度あり

・研修あり

・給与改定 年1回

・交通費支給

・役職手当

・出張手当

5.具体的な業務のイメージ

(1)波佐見町役場の商工観光事業の把握

(2)地域内循環事業の把握、取組みの優先順位に基づき率先してPDCA、OODAを実行

①廃石膏型をはじめとする循環モデル構築に寄与する用途開発、中間処理、利活用方法等の検討実証

・現状行っている農地の土壌改良、建物の内外装などの活用を継続検討し、実証の改善などを図ること

・地域ブランディング、ブランド商品化に向けて一層、実証の質と量を高めていくこと

・新たに構築される中間処理場の実現可能性を高めるサポートを実施すること

・さらには新たな用途の開発を検討し、実証の計画を推し進めること

②廃石膏型をはじめとする循環モデル構築に寄与する(サスティナブルな)商品の開発、ブランディング、プロモーションの仕組み構築、売り続ける仕組みづくりなど

・現状行っている工業協同組合(窯元の組合)のPBお米づくり、卸商業組合(商社の組合)のサスティナブルなイベント(コト)づくり、モノづくり、農作物(米粉、ジャガイモ、キャベツなど)のモノづくりを通じた、サスティナブルな商品開発、ブランディング、プロモーションの仕組み構築、売り続ける仕組みづくりなどを継続推進

③事業づくりを担う町内外の民間事業者、民間団体の巻き込みと民間への移行計画、実行

・現状、町内の民間事業者、民間団体を巻き込んでおり、当事者となる関係が深い事業者を増やしていくことが課題であり、その課題を解決していくこと

・具体的には思想、考え方などを伝達しながら、事業者の経営コンサルサポートと連動して自社の存在意義やビジョンに本事業の取組みが浸透していくことで自分事化していくことをサポートすること

・町内ホテルや観光事業と連携してサスティナブルなイベントを卸商業組合などと連携して企画立案し、ブランディングやプロモーションを実行していくこと

・サスティナブルなイベントにおける、町内サポーターや町外アンバサダー(今後新設)のための仕組みづくりを②の活動とともに仕組みづくりしていくこと

・これらの活動にかかる関係人口づくりを移住者支援、ワーケーションなどの観点で仕組みづくりをしていくこと

④①~③及びその周辺で優先順位が高いと思われる業務すべて

(3)上記(1)(2)の関係性を把握し、相乗効果となるように働きかけること など

※上記(2)②のイメージは下記図の通りで、出向者は町役場やinc1と同等の立ち位置になります。

6.参考:起業人の人材派遣制度について